わからないことを恐れない

わからないことを恐れない

僕は15年間教育業界にいました。

ある時から、個別指導塾が流行し、ある時から、アンケートを称して、生徒が先生を評価するような仕組みが導入されました。

これがどれほど愚かなことかわかりますか?

生徒は先生から未体験なことを学ぶんです。それが教育です。

だから、先生の言っていることは基本的に上手く理解できなくて当然なんです。

でも、生徒が先生を評価するような人事評価システムを教育現場で採用すると、先生は生徒のレベルに合わせようとするんです。

つまり、本来、先生のレベルに引き上げることを目標に、子どもたちを教育していくべきなのに、先生が子供のレベルに合わせるので、まったく成長しなくなるんです。

民主主義がは大変愚かな仕組みであることをご存じですか?

だって、政治家は経験値の浅い、人格として未熟な国民に合わせて選挙活動をしないと当選しないからです。つまり、バカな政治家ほど当選してしまうのです。

社会主義国家は、良いリーダーが上に立てばとても発展します。経験値の浅い国民を無理やり引き上げてくれるからです。

会社も同じです。社長がワンマンの方が急成長します。いちいち、会議を開いて、社員の意見を聞いて多数決をとっている会社は必ず判断を誤ります。なぜなら、社員は意思決定において、とてもとても未熟だからです。

僕は常識をほとんど信用しません。だって、民主主義において常識とは経験値の浅い、未熟な多数派が考えていることだからです。ただ、多数なだけで、それが正しいとは限らないからです。

成長しない多くの人は、理解できることしかやらないんです。

成長する人は理解できないことを理解しようと頑張るんです。

だから、自分が理解できないことを学んでる時こそがもっとも自分自身が成長している時なんです。

人は経験のないことは理解できないんですよね(笑)